こんにちはマコです。
今回はトヨタノア/ヴォクシー(ZRR80)の
エンジンオイル/オイルフィルター交換を国家整備士が
画像付きでわかりやすく解説します。
自分でオイル交換ができるとメンテナンス代も安く抑える事ができますし、
何より自分の車を自分でメンテナンスするという事の楽しさと
愛着がより高まると思います。
是非自分でやってみたい方は当記事を参考にして頂けたらと思います。
ジャッキアップはせずに作業するので、車体を持ち上げる事なく
より安全に下からオイルを抜いてフィルターも交換する方法を解説します。
※ご自身で作業を行う際は故障やトラブルの可能性等のリスクも
伴います。自己責任にて行って下さい。
では車両情報から↓↓
✔モデル車両詳細
・トヨタ ヴォクシー ・型式 ZRR80 ・エンジン型式 3ZR
・作業内容 エンジンオイル/オイルフィルター交換
エンジンオイル/オイルフィルター交換手順
交換時期的は大体、6ヶ月に1度又は距離5000km~6000km走行したらオイル交換
時期になります。
エンジン内部は非常に精密にできています。
交換を何年もせずにメンテナンスを怠ると
故障やエンジン不調の原因になりますので、
定期的に交換必要になります。
ジャッキアップせずカースロープで充分なスペース
ジャッキアップせずにオイル交換するので、
そのままだとさすがにせまくて作業できません。
なので、ジャッキアップしなくても下側にもぐって
作業ができるようにスロープをセットします。
スロープをセットすると車両の前側が持ち上がる形になりますので、
オイル交換するには充分な作業スペースが確保できます。
フロントタイヤの前にスロープをセットし、車を前進させて
スロープに乗り上げて、登り切ったくぼみにしっかりと入れて
車両を安定させます。
このスロープは1つ持っておくとオイル交換以外にも下回りの点検等にも使えますので、
かなりおすすめです。
おすすめのスロープはこちらに貼っておきます↓↓
エンジンオイル抜き取り
ボンネットを開けてエンジンルームを確認します。
丸印部分がオイルを注入口とオイル量を確認できるレベルゲージになります。
オイルを下から抜きやすくする為、キャップとレベルゲージを緩めておきます。
印部分がエンジンオイルのドレーンボルトとオイルフィルターを示します。
エンジンの下側をのぞくとすぐにわかります。
カースロープに乗せれば充分な作業スペースが確保
できます。
オイル受け皿はアストロプロダクツで購入した物を使ってます。
受け皿には、、オイル排出口も付いてますので廃油ポイでも良いですが、
面積が狭くオイルがこぼれてしまいそうになるので、
一旦、このオイル受け皿でオイルを抜いて、
オイル受け皿から廃油ポイに移すとこぼすリスクもなくなります。
1つあれば超便利です
↓↓8㍑容量の物が丁度良いです↓↓
ドレーンボルト14ミリをメガネレンチで外してオイルを排出させます。
ドレーンパッキンも付いてますので、忘れず交換して下さい。
トヨタ対応ドレーンパッキン↓↓
抜き終わったらパッキンを新品に交換し、ボルトを約30NMのトルクで締め付けます。
オイルフィルタ交換手順
次はオイルフィルターの交換になります。
ラチェットハンドルにフィルターレンチを付け
左に回しオイルが垂れてくるまで一旦緩めていきます。
フィルターが固着して硬い場合は、
スピンナーハンドル等力を強くかけれる工具を使って緩めます。
フィルターレンチはKTC AVSA-064を使用。
フィルターレンチは安価の物も売っていますが、
耐久性と精度があまり良くない物が多く、
数回使用すると壊れたりする物もあったりします。
フィルターレンチは基本的にKTCを推奨します。
迷った場合は、
とりあえずKTCを買っておくと間違いないです↓↓
オイルフィルターを手で外せるぐらい緩めれたらオイルフィルター内のオイルが出てきますので、
オイル受けをセットし、抜き取ります。
ZRR80系のノア/ヴォクシー適合のオイルフィルターは
トヨタ純正品番:04152-37010
こちらのオイルフィルターは純正ですが、
普通にアマゾンで販売されてます。
値段もお手頃価格ですので純正がおすすめ。
↓↓純正オイルフィルタはこちら↓↓
Oリングとフィルターを新品に交換します。
新品のOリングはしっかりと溝にはまっている事を確認し、
新しいエンジンオイルをOリングに塗り、
滑りを良くしておきます。
新品に交換したらフィルターを車両に取付け、
フィルターレンチを締め付けます。
エンジンオイル補充
オイル抜き取りとフィルター交換が終わったので、エンジンオイルを入れていきます。
✔エンジンオイル粘度:0W-20
✔エンジンオイル量 オイル交換のみ:3.9㍑ オイルフィルター同時交換:4.2㍑
ネット通販で販売されている20㍑缶が少量で購入するより安いです。
オイルフィルター同時交換の場合は4㍑缶で買うと
若干足らないのでやはり20㍑缶がおすすめ。
トヨタ純正エンジンオイル0W-20
↓↓20㍑缶はこちらから購入できます↓↓
今回はオイルフィルターも交換したので、4.2㍑注入します。
オイルジョッキは画像で使っているロングノズルが良いです。
短いノズルタイプの場合はオイルを注入口が少し遠い場合に
オイルをこぼしてしまう可能性があります。
エンジンオイルを入れていきます。
ちなみにオイルを入れるジョッキはノズルがロングタイプの物がおすすめです。
オイルを入れる口が奥まった所に有る車種で
ノズルが短ければオイルをこぼしてしまいます。
ホームセンターやアストロにも売っていますので手軽に手に入ります。
↓↓フタ付ロングノズルオイルジョッキはこちら↓↓
オイルを入れ終わったらレベルゲージを元に戻し、キャップを締めてエンジン始動し、
しばらく暖気します。
エンジンオイル量確認/調整 まとめ
エンジンオイル量の確認はもちろんレベルゲージを使って測定します。
レベルゲージにてオイル量を確認します。先端に丸いポッチが2つあり、
ゲージ先端の下側がローレベル、上側がフルレベルです。
ローレベルからフルレベルまでの目安が約1.0㍑です。
最初から入れすぎてしまうとオイルをもう1度抜かないと
いけないので、
最初は少なめに少しずつ補充しながらフルに合わせるのがコツです。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
コメント