こんにちはマコです。
今回は、トヨタヴォクシー【ZRR70】のラジエーター交換手順や交換費用について解説していきます。
ラジエーターからの水漏れは年式が古い車や多走行に多く症状が出ます。
ラジエーター内には冷却水が通っており、エンジンの温度を冷却する為の物。
内部は強い圧力がかかってますので、経年劣化してくると、漏れてくる事があります。
この記事では…
- ラジエーター漏れの症状は?
- 70系ヴォクシー ラジエーター交換手順を画像付きで解説
- ラジエーター交換費用について
等を解説しています。
これからヴォクシーのラジエーター交換を検討している方の役にたてると思います。
是非、ご覧ください。
ラジエーター漏れの症状は?
冷却水系統に異常がある場合は画像のような警告灯が点灯する事もあります。
主に冷却系統のセンサー異常や冷却水漏れが原因で点灯する事が多いです。
症状としては…
- エンジンルームから甘い匂いがする
- 水温の警告灯が点灯
- 水温計がHを指す
ロードサービス手配 JAF入会は必須
水を補充して最寄りに修理工場がある場合は運ぶ程度なら走行しても大丈夫ですが、再度水が減ればまた冷却水警告灯がつきますので、修理はお早目にしましょう。
そこで大事なのは、
いつでもレッカーを手配できるように、事前に対策しておく事。簡単に言えば、JAFに入会しておく事です。出先でのトラブル、レッカー等は事前にJAFに入っていただく事で利用できますので、かなりおすすめです
⇩JAFご入会はこちら⇩
詳しくは以下に記事を参考にして下さい。
70 ヴォクシー ラジエーター交換手順を画像付きで解説
ラジエーター交換手順を画像付きで解説していきます。
ラジエーターは車両全部に搭載されてます。
作業は基本エンジンルームを下回りから行いますのでボンネットを開けてフロントジャッキアップが必要です。
ジャッキアップ方法については下記の記事を参考にして下さい⇩
ラジエーター漏れ 確認
まずはラジエーター漏れを確認してみましょう。
ボンネットを開けてジャッキアップをしておくと漏れ確認しやすいです。
エンジンカバーに白い汚れが付いてるのが分かりますよね。
これ、冷却水が漏れて飛び散った跡になります。
このレベルは結構ひどいレベルです。。
少量なら補充しながらだましだましで乗れますが、ここまで漏れるとさすがに交換必須になります。
拡大するとこんな感じです。フィンとガイドの継ぎ目からピンク色の液体が固まって、漏れ跡として残ります。
エンジンアンダーカバー取り外し
エンジン温度は完全に冷え切った状態で行います。(最低でも2時間くらいは必ず冷やしてから作業)
エンジン下のアンダーカバー左右2分割を外して行きます。
各クリップとビスで止まってます。全てを外し、エンジンアンダーカバーを車両から取り外します
これでラジエーターは丸見え状態。漏れがひどい(-_-;)
冷却水抜き取り
冷却水抜き取りはラジエーター下側にドレーンコックが付いてますので緩めて(左に回すと緩みます)冷却水を全部抜きます。アンダーカバーを外してるのでラジエーター右下を見ると分かります。
樹脂製のコックを緩め、下にバケツで受けます。
全て抜き取れたらコックを締めます。
ラジエーターキャップを外しておくと抜けやすい
冷却水抜き取りの際はラジエーターキャップを外しておくと、内部圧力が抜けて冷却水が抜けやすいので外しておきましょう。
ラジエーターキャップはそこまで高い部品じゃないので再使用でも使えますが、今後漏れを防止する為、ラジエーターと一緒に新品に交換を推奨します。
ラジエータータンク 取り外し
次にラジエータータンクを外します。
固定ボルト10ミリ1本を取り外して上に引き上げるのみです。
ラジエーターホース2本取り外し 交換
ラジエーターには上下に各1本ずつホースが付いてますので、これもゴム部品なので今後劣化してくる事を予測して先に同時交換した方が絶対に良いです。
ホースバンドプライヤーでバンドを外し、固着してそのまま簡単には外れないのでフックで固着を外し、ホースを外します。新品に交換する際はエンジン側の取り外しも必要なので、上下とも同じ要領で外します。
おすすめプライヤーはこちら⇩
私が愛用しているのはわれらの味方!アストロ先生のフックです。。
⇩おすすめフックはこちら⇩
ラジエーターホース交換の際にエアクリーナーが邪魔になるのでバンド、コネクター、エアクリーナーボックスを外します。
下側も同じ要領で交換できます。
⇩70ヴォクシー適合ラジエーターホース⇩
電動ファン取り外し
ここまでくれば取り外しまであと少し、
電動ファンを取り外します。
電動ファンについてるコネクター、配線関係を取り外し、避けておきます。
取り付けボルトは上下に5~6本程付いてますので全て外しておきます。
画像はラジエーターも付いてますが、取り外しの際は、電動ファンのみをまずは取り外します。
隙間が狭いので周辺機器を損傷させないように慎重に行います。
ラジエーター取り外し 交換
ラジエーターを取り外していきます。
上側の鉄フレームの固定ボルトを外して、手で手前に引き、ラジエーターを取り出しやすいようにラジエーターを誘導します。画像のようにまで移動させれば、慎重に上側に引き抜いていくだけです。
無事外れました。ピンク色や白色に濁っている部分は漏れた形跡です。
この状態は交換必須レベルです!
新品と比較すると一目瞭然です。
ラジエーターは純正は値段がかなり高いので、保証付きの社外品ラジエーターにて交換します。
コーヨーラド(KOYORAD)というラジエーターの社外品メーカーのラジエーターは18か月の保証付きで評価も良かったのでこちらのラジエーターに決めました。
組み付けは取り外しと逆の手順で取付ます。新品のラジエーターを傷つけないよう慎重におこないます。
保証付き社外品おすすめのZRR70ノア適合
⇩ラジエーターはこちら⇩
冷却水を補充し、加圧点検 エンジン暖気 エア抜き
全て組み付け終わったら、水を補充しますがその前に加圧点検(必須ではないが、やっておいた方が確実)を実施し、エア漏れがないか事前に点検しておくと安心です。
⇩ストレートの加圧テスターがお手頃⇩
冷却水は濃度を約30%で水と希釈(蒸留水が良いがなければ水道水でも代用可能)し、ラジエーターキャップの所から注入していきます。
ネットでトヨタ純正の冷却水(LLC)が販売されてます。数千円程度なので、純正がおすすめです。2L1本あれば充分足りますので、1コ購入します。
あふれるまで補充したらクーラントタンクの方もFULLレベルまで補充し、ラジエーターキャップを閉めてエンジンを暖気させます。エアコンはOFFでヒーターONで暖気開始。
冷却水が循環し、ある程度まわってきたらヒーターが効き始めます。そのまま暖気を続け、水温計が90度付近に達してきたら、2000~2500rpmまでエンジンをふかしたり上げたりして暖気を早めていきます。完全暖気されると冷却水経路のサーモスタットが開いていき、冷却水を冷やす為、電動ファンが自動で回転を始めます。
そこまできたら冷却水循環はOK。あとはエンジンを止めて、冷え切った跡に再度冷却水を補充します。エア抜きしている為、量は結構減ってます。漏れではなく経路内のエアが抜けただけなので正常です。
最後に漏れ部分の跡がエンジンルームに飛び散っているので綺麗に水で流して作業完了です。
ラジエーターは純正ではなく社外品KOYORADがおすすめ
純正だと高すぎて買えない…でも社外品は安すぎて不安…純正はヴォクシーのラジエーターで約4万円と高く、逆にネットで販売されている社外品のラジエーターは1万円で売られているのでどれを選べば良いかわからないですよね、、
私がおすすめするのは、ずばり「社外品で保証期間があるもの」です。
この社外品のコーヨーラド(KOYORAD)は保証期間が18か月付いており、私が実際にメール対応での適合確認した際もしっかりと対応して頂けました。
今回の記事で交換しているラジエーターとラジエーターホースはこの社外品を使用し、フィッティングもばっちり合ってました。今の所、特に漏れや不具合なく順調なので、是非ラジエーター選びに悩んでいる方はコスパを考えるとおすすめです。
ZRR70適合ノア適合ラジエーター
品番:PL012129R
純正品番:16400-37220
⇩KOYORADラジエーターはこちら⇩
⇩KOYORADラジエーターホース⇩
70 ヴォクシー ラジエーター交換費用は?
ラジエーター交換、ラジエーターホース交換費用の目安をまとめました。以下をご覧ください。
部品代 | 工賃 | 合計 | |
正規ディーラーに依頼 | 約¥60,000程度 | ¥20,000~ | ¥80,000~ |
民間工場に依頼 | 約¥35,000程度 | ¥15,000~ | ¥50,000~ |
ネットで購入し自分で交換 | 約¥15,000~ ¥25,000 | ¥0- | ¥15,000~ ¥25,000 |
ご覧の通りですが、やはり正規ディーラーが一番高いです。その理由はメーカー専門で信頼性が一番高い事が挙げられます。が、、それは世間の方々がそう思ってますが、専門のプロである私からすると、ディーラーでも作業者によりミスはある。という事です。ディーラーだから絶対安心。というのは世間のイメージにすぎないので、正直、どこが1番良いというのは誰にもわかりません。依頼先のネットでの評価等を見て判断するしかありません。
費用を抑えるには自分でやるのが一番ですが、中々自分でできるレベルではないので、ご自身で信頼できてコスト面も納得いく場所をさがすのが一番です。
交換依頼は全国200カ所あるbuv.LABOがおすすめ
buv.LABO(ビーヴラボ)は輸入車を得意としますが、国産車、輸入車、ハイブリッド車・電気自動車など種別を問わず、どんなお車にも対応してます。プロの整備士が診断、メンテナンスいたします。
ディーラーや他店で車の不具合の原因がはっきりと分からなかった、ディーラーで提示されたメンテナンスの予算が思ったより高額だった場合に1度こちらへの相談がおすすめです。
主な特徴
- 全国約200カ所あるので最寄りの依頼先が見つけやすい
- 国産、輸入車問わず対応可能
- プロの国家整備士が高品質な修理
- 修理期間中の代車完備
- ディーラーより値段が安い
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まとめ
この記事のまとめです。
- 70ヴォクシーラジエーター交換を画像付きで解説
- ラジエーターは純正ではなく保証付き社外品がおすすめ
- ディーラーに依頼すると高いので別の信頼できる依頼先へ
- 作業依頼は全国加盟店200カ所あるbuv.LABOがおすすめ
最期まで読んで頂きありがとうございました。
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