走行中にメーター内に冷却水警告灯が点灯された場合、急に光ると少しあせりますよね。
今回はアウディをお乗りの方は今回の「冷却水警告」が点灯した経験がある方、非常に多いので、
そこで走行中に点灯した場合の対処を解説していきます。
この記事では、
・そもそも冷却水警告ってなに⁉
・冷却水警告が点灯したが、運転しても大丈夫⁉
・レッカー手配した方が良いの⁉
・水を補充しても大丈夫⁉
等について解説しています。
この記事を読む事によって、実際に点灯した場合の対処方がわかるので、
冷静に落ち着いて対処する事ができるようになります。
冷却水警告灯とは

まず冷却水とは、エンジンやトランスミッション、ヒーター等に流れており、
エンジンの温度を温めたり、冷やしたりしてます。
エンジンの動力を利用し、ベルトを介してウォーターポンプを駆動させて、
内部の冷却水を循環させています。
冷却水が循環している内部の経路には、温度管理や以上を検知すると運転者に知らせる為に、
各部にセンサーが付いています。
センサーが何らかの異常を検知すると、冷却水警告等を点灯させて運転手に異常を知らせます。
冷却水系統に異常がある場合、エンジン不調や焼き付きの原因につながりますので、
慎重に判断する必要があります。
そこで、異常があった場合の自分でできる限りの確認をする方法をいくつかご紹介します。
まずは安全な場所まで移動し、エンジンを停止して冷却水の量を確認


警告灯が確認できたらまずは、安全な場所まで車を移動し、エンジンを停止します。
エンジンルームから煙が上がってないか確認し、ボンネット(エンジンルーム)を開け、
冷却水の量を見ます。

こんな感じで、エンジンルームには、冷却水の他タンクがありますので、確認します。
冷却水警告で圧倒的に一番多いケースは、冷却水不足により警告灯が点灯するケースです。
冷却水の量を計測しているセンサーは、この冷却水のタンクに付いてますので、
このタンクが空っぽになっていれば冷却水警告灯が点灯します。
ただ、この冷却水のタンクが空っぽになっているからといって、冷却水が全く入っていない
という事ではないです。
冷却水は各部に循環しているので、内部にいきわたっています
タンクが空っぽになっていてもひとまずは焦らないでくださいね。
本当に空っぽになっている場合はメーターの冷却水の温度が赤色の部分に達しオーバーヒート
の危険性がありますのでメーター内の水温計を確認。

画像でいいますと左側が水温計で130℃の赤色枠まで達すれば、
オーバーヒートしてますので、このままエンジンをかけると焼き付いて損傷します。
エンジンをかけずにそのままレッカー手配します。
こういう時に保険のロードサイドアシスタンスや、JAFのレッカーが役にたちますので、
必ず入会しておきましょう。
水温計が赤色まで達してなく、90~100℃の場合は、暖気状態で、正常の数値になります。
冷却水補充は応急で水を補充しても大丈夫
オーバーヒートしていなければ、水を一旦補充しても大丈夫です。
本来なら冷却水の原液と蒸留水をいれますが、急な時にそんな物ある訳がないですよね、
なので、応急用として普通の水道水やミネラルウォーターで代用しても大丈夫です。
ですが、補充する際は注意が必要です。
まずは、水温が下がるまでエンジンを止めて待ちます。
エンジンが温まっている状態(水温計で約90℃)では、内部にかなり圧力が
かかっている状態です。
熱で圧力がかかっている状態で開けると、フタを開けたら冷却水が吹き上がる
危険性がありますので、必ずエンジンを止めて冷やしてから補充します。
このまま補充するのは初めての方には、かなり危険
ですので、最低でも30分は放置しその後水温計が50℃付近まで下がってきているようでしたら
ゆっくりとフタを開けて水を補充します。(画像はイメージです。)
ペットボトルの水を画像のようにFULLラインまで補充します。

ちなみにアウディ純正の冷却水はネットでも販売されいてます。
水と希釈していれるタイプです。割合は1:1の割合で良いかと思います。
水を補充してエンジンを始動してみる
水を補充したら1度エンジンをかけてみます。
その後、警告灯が消えている事を確認します。
消えていればしばらくエンジンをかけて大きく漏れていないか、エンジンまわりを見渡します。
アウディであるあるの水漏れ箇所又は冷却水警告灯が点灯した原因
をランキング形式にしてみました。
1位:サーモスタットハウジング(エンジンのブロックに付いており奥まっていて少し
確認しずらいです。)

2位:冷却水タンク(タンク継ぎ目又は、亀裂により水漏れ、タンクセンサー部より漏れ)

3位:エンジンと冷却水タンクをつなぐパイプ(エンジンルームから確認しやすい。
エンジンと冷却水タンク間をつないでいる樹脂のパイプ)
4位:ラジエーターより水漏れ(フロントバンパーの裏側辺り、目視では確認しずらい)
この辺りがアウディの中では多いです。
・5位:冷却水が減ってはいないが、冷却水タンク部の冷却水レベルセンサー端子部腐食により
センサー故障により点灯(冷却水減ってないのに点灯する場合はこのパターンが多いです)
・6位:冷却水経路内部エア噛みにより冷却水が減り、警告灯が点灯
(冷却水量が減っているのでどこからか漏れていると思いがちですが、
どこからも漏れていなく、内部でエア嚙みが発生した場合、水量が減って
警告灯が点灯します。)
まとめ

本当に漏れていれば、目視ではなかなか確認しずらいので、エンジンルーム
からのぞいたり車の下回りを見ると、
ぽたぽたピンク色の水が垂れているか固まって白色の漏れ後が残っています。
エンジンルームからだとアンダーカバーに漏れた冷却水がたまっている場合が
あるので、確認してみて下さい。
しばらくエンジンをかけて、警告灯も消えてタンクの水量も減ってなければ漏れのレベル的には
そこまで大きくないと判断できます。
最寄りの修理工場まで運ぶ程度なら走行しても大丈夫です。
再度水が減ればまた冷却水警告灯がつきますので、修理はお早目にしましょう。
大事な車なのでやはり心配だという方はレッカーを手配して頂くのが1番無難です。
現場で判断するのはオーナー様の判断ですので、少しでもこの記事が
役に経てればと思います。
この他にも私が運営する「僕の整備キロクボ」では、車の修理方法やドラレコの紹介等
幅広く車に関する記事を書いていますので、
是非興味を持って頂いたらご覧ください(^^)
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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