こんにちはマコです。
今回はマツダアクセラ【BMF5S】のオルタネーター交換を出張修理で現地にて交換致しました。
メーター内にチャージウォーニングランプ(バッテリーマークの警告灯)が点灯。
![](https://bokuno-seibikirokubo.com/wp-content/uploads/2023/01/image.png)
エンジンがかかっている状態でこのランプが点灯すると、
バッテリーが充電されていない、または充電系統に何らかの
不具合が発生している事を示しています。
エンジンがかかっていいない状態(イグニッションオン)で点灯するのは、
正常な状態ですが、エンジン始動している時に点灯していれば
不具合が起きていると判断できます。
このランプが点灯して一番可能性が高いのは、オルタネーター本体不良か、
ベルトが切れた事による充電不良の可能性が高いです。
そこで、
本記事では、マツダ アテンザスポーツ【BMF5S】のオルタネーターを交換し、
作業手順を画像付きで分かりやすく解説しております。
アテンザのオルタネーターはエンジンルームに
ありますが、比較的他の車種に比べ、
簡単に交換できます。
ただし、電気部品で手順を誤ると故障やトラブルの原因になりますので、
ご自身で交換される場合は自己責任にて作業して下さいね(^^)
では、まずは車両情報から↓↓
・マツダ アテンザ ・型式 BMF5S
不具合 チャージ警告ランプ(バッテリーマーク)点灯 ・交換作業 オルタネーター交換(画像付き解説)
オルタネーター簡易点検方法
交換する前に本当にオルタネーターが故障
して不具合が起きているの?
と少し気になる所。
「オルタネーターチェッカー」を使用
すると、オルタネーターの充電状況が簡易的
に点検できます。
チェッカーを車のシガーソケットに差して、
エンジン始動し、状況を確認します。
エンジンを始動させ、チェッカーをシガーソケットに差して点灯した位置で確認
・赤色は過充電(チャージしすぎ)15.5V以上
・緑色は正常 14.0V~14.5V
・黄色は低下 13.2以下(充電不足)
チェッカー自体は比較的安価な商品なので、
正確な判断はプロの整備士にお任せする事
をおすすめします。
オルタネーター交換 解説(画像付)
オルタネーターを交換していきますが、
その前に絶対外すのは、
バッテリーマイナス端子の取り外しです。
オルタネーターにはバッテリー電源がついてますので、
バッテリーを外さずに作業すると、誤ってオルタネーターの端子を
ショートさせると故障や車両火災の原因になります。
バッテリーマイナス端子取り外し
![](https://bokuno-seibikirokubo.com/wp-content/uploads/2023/01/ed3ad56732f053e6ee9062705a15dea7.jpg)
![](https://bokuno-seibikirokubo.com/wp-content/uploads/2023/01/6c02f90ac50de7efcd308eb5d8a349a9.jpg)
オルタネーターにはB端子というバッテリー電圧が直接かかっている端子
があります。
バッテリーのマイナス端子をはずしておかないと
万が一、B端子がボディアースにショートした際、
スパークを起こし、車両火災や車両部品が損傷する可能性があります。
必ず交換前には最初にマイナス端子を切り離します。
ベルト取り外し
アテンザスポーツ(BMF5S)のオルタネーターはエンジンルーム(上記画像参照)
にあります。上側にベルト駆動で補機類として付いてます。
交換作業は、ジャッキアップ、リフトアップ不要で交換できますので、
比較的簡単です。
![](https://bokuno-seibikirokubo.com/wp-content/uploads/2023/01/IMG_7199-800x600.jpg)
![](https://bokuno-seibikirokubo.com/wp-content/uploads/2023/01/IMG_8861.jpg)
まずはベルトから取り外していきます。
オートテンショナーでベルトは張られていますので、
テンショナーの張りを工具を使って緩めます。
スピンナーハンドルを使ってテンショナーの六角部分にソケット付き
スピンナーをかけて矢印方向に力をかけると
ベルトの張りが緩みますので、
緩めている間にオルタネーターからベルトを取り外します。
![](https://bokuno-seibikirokubo.com/wp-content/uploads/2023/01/IMG_7202-800x1067.jpg)
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オートテンショナー本体取り外し
ベルトが外れたら、テンショナー本体も取り外していきます。
![](https://bokuno-seibikirokubo.com/wp-content/uploads/2023/01/IMG_8862.jpg)
![](https://bokuno-seibikirokubo.com/wp-content/uploads/2023/01/IMG_7206-800x1067.jpg)
![](https://bokuno-seibikirokubo.com/wp-content/uploads/2023/01/IMG_7207-800x1067.jpg)
画像丸印2つのナット、トルクスボルトを緩めて取り外します。
国産車でトルクスを使う頻度は少ないですが、
たまに必要になりますので、
トルクスソケットを1セット持っておけば便利ですよ(^^)
↓↓9.5Sqトルクスソケットセットはこちら↓↓
オルタネーター取り外し
![](https://bokuno-seibikirokubo.com/wp-content/uploads/2023/01/IMG_8864.jpg)
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![](https://bokuno-seibikirokubo.com/wp-content/uploads/2023/01/IMG_7211-800x1067.jpg)
オルタネーター本体のコネクターとB端子(バッテリー電源端子)
を取り外します。
![](https://bokuno-seibikirokubo.com/wp-content/uploads/2023/01/IMG_8863.jpg)
オルタネーターを固定している2本のボルトを取り外し、
車両から切り離します。
トルクは強めに締まってますので、
おすすめは、9.5sqのスピンナーハンドル。
9.5sqのスピンナーハンドルはあらゆる車種に万能に対応できる工具なので、
1つ持っておけばかなり役立ちますよ(^^)
↓↓9.5sqのスピンナーハンドルはKTCがおすすめです↓↓
![](https://bokuno-seibikirokubo.com/wp-content/uploads/2023/01/IMG_7213-800x1067.jpg)
![](https://bokuno-seibikirokubo.com/wp-content/uploads/2023/01/IMG_7212-800x1067.jpg)
少し配線等を避けながら本体を取り外します。
![](https://bokuno-seibikirokubo.com/wp-content/uploads/2023/01/IMG_7214-800x600.jpg)
![](https://bokuno-seibikirokubo.com/wp-content/uploads/2023/01/IMG_7217-800x1067.jpg)
リビルト品オルタネーターと並べて、部品を確認します。
同じであれば取り外しと逆の手順で取付けていきます。
純正品番:PE01-18-300
マツダアテンザスポーツ(BM5FS)
↓↓リビルト品オルタネーターはこちらから購入できます↓↓
交換後作動点検
エンジンをかけメーター内のインジケーターランプが消灯しているか確認します。
![](https://bokuno-seibikirokubo.com/wp-content/uploads/2023/01/IMG_7221-800x600.jpg)
簡易的な点検ですが、テスターがあればエンジンをかけている状態で調整電圧を測定します。
大体2000rpmまで回転数を上げて電圧が13.2V~14.5Vであれば正常です。
オルタネーターが不具合を起こしたら、同時にバッテリーも弱っている可能性もあります。
バッテリーの年式が約2~3年を超えてたら一緒に交換する事をおすすめします。
↓↓アテンザスポーツBM5FSのバッテリーサイズはQ-85↓↓
1番のおすすめバッテリーはやはりカオス
↓↓ボッシュバッテリーもリーズナブルでおすすめです↓↓
定する際のテスターはポケットサイズの物だと持ち運びに便利ですよ。
出張整備士の必需品です。
愛用しているテスターはこちらです↓↓
バッテリー交換後i-stop設定 その他の設定
バッテリーを交換し、アイドリングストップの警告灯が
メーター内に表示されると、初期化設定を行わないといけません。
以下の記事に初期化手順を記載してます。
↓↓初期化手順参考にして下さい↓↓
その他にも、パワーウインドウのオート機能の復帰作業、
それぞれの復帰作業が必要になる場合があります。
①パワーウインドウリセット
パワーウインドウのスイッチを一番上に上げた状態まで上げ、
そのまま5秒程押し続ける事で復帰します。
②時計の調整
時計がGPS補正でない場合は時計の調整が必要です。
今回はマツダアテンザスポーツのオルタネーター交換方法について解説しました。
私が運営している「僕の整備キロクボ」では、
自働車の修理に関する情報が主ですが、
この他にも車に関する記事を多数書いていますので、
良ければ1度読んで頂けたら嬉しいです。
最後まで読んで頂きありがとうございました(^^)
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