今回は車検をご依頼頂きましたので車検持ち込み前に下回りのチェックを
すると、スタビライザーリンクのブーツが破れてました。
車検を通す際は項目の1つに下回りの検査があります。
ブーツ類に破れがあると車検NGとなり、直してからの再検査となりますので、
車検前には必ずおさえておきたいポイントです。
車両情報
・トヨタ プリウス
・型式 ZVW30
・年式 平成22年式
スタビライザーリンクとは
左右の車体のねじれ、又は傾きを抑える為、左右のサスペンションはスタビライザーという
鉄の棒でつながっています。このスタビライザーとサスペンションの間にスタビライザーリンク
が付いておりボールジョイントという関節部分にあたる機構により、ハンドル旋回時や、
段差などの上下の動きにも対応できるようになっています。
年式が古くなってくると経年劣化によりこのボールジョイント部に亀裂が入り、ブーツが
破れて中のグリスがとびだしてきます。
自分の今までの経験ですが、大体7年以上又は8~10万キロ程でよく見られる症状です。
ブーツがやぶれたままだと車検は通りませんので車検を通す際は確実に押さえておきたい
ポイントです。
フロントスタビライザーリンク取外し
車両をジャッキアップしなくても、少し狭いですが、カースロープを使用すれば交換は可能です。ただ、スペース的には狭いので余裕を持って交換したい方はジャッキアップをおすすめします。
カースロープはこちら⇩⇩
パンタジャッキ等で片輪のみ上げての交換はスタビライザーがねじれてる状態なのでスタビライザーリンクは外れないので交換する際は、必ずフロアジャッキなどを使って左右両方上げた状態で交換します。
↓↓プリウスのジャッキアップ方法についてはこちら↓↓
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交換自体はすごく簡単です。上下に付いている17ミリのナットを外すと取り外せます。
メガネレンチを使用してナットを緩めます。
ボールジョイントが供回りしてナットが外れない場合
ボールジョイントが供回りしてナットがはずれない時は、六角レンチを使用してボールジョイント
を固定します。
画像のようにボールジョイント先端に六角レンチが入る溝がありますので、
六角レンチを差して固定してナットを緩めます。
フロントスタビライザーリンク取付
新品を旧品のサイズにまちがいがないか確認します。
間違いがなければ、取り外しを逆の手順で取り付けていきます。
ナットを締め付ける際はトルクレンチを使用することをお勧めします。
締め付けトルクは70Nmで締め付けていきます。
↓↓ZVW30プリウス スタビライザーリンクはこちら↓↓
左右ともしっかりと取り付けたら完了です!!
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