今回は、ダイハツハイゼットS321Vのオルタネーター交換を出張修理にて現地で交換しました。
メーター内にチャージウォーニングランプ(バッテリーマークの警告灯)が点灯しました。
エンジンがかかっている状態でこのランプが点灯すると、バッテリーが充電されていない
または、充電系統に何らかの不具合が発生している事を
示しています。
エンジンがかかっていいない状態(イグニッションオン)で点灯するのは、
正常な状態ですが、エンジン始動している時に点灯していれば
不具合が起きていると判断できます。
このランプが点灯して一番可能性が高いのは、オルタネーター本体不良か、
ベルトが切れた事による充電不良の可能性が高いです。
そこで、
本記事では、ハイゼットの故障でよくあるオルタネーターを交換し、
作業手順を画像付きで分かりやすく解説しております。
ハイゼットのオルタネーターは運転席側のシートをめくると上側に
すぐに見えてきますので、比較的他の車種に比べ、
簡単に交換できます。
ただし、電気部品で手順を誤ると故障やトラブルの原因になりますので、
ご自身で交換される場合は自己責任にて作業して下さいね(^^)
では、まずは車両情報から↓↓
車両情報
・ダイハツ ハイゼット ・型式 S321V ・作業内容 オルタネーター交換
オルタネーター簡易点検方法
これからハイゼットのオルタネーター交換を解説していきます。
交換する前に本当にオルタネーターが故障して不具合gが起きているの?
と少し気になる場合は、
「オルタネーターチェッカー」を使用すると、
オルタネーターの充電状況が簡易的に点検できます。
チェッカーを車のシガーソケットに差して、エンジン始動し、
状況を確認します。
エンジンを始動させ、チェッカーをシガーソケットに差して点灯した位置で確認
・赤色は過充電(チャージしすぎ)15.5V以上
・緑色は正常 14.0V~14.5V
・黄色は低下 13.2以下(充電不足)
チェッカー自体は比較的安価な商品なので、
正確な判断はプロの整備士にお任せする事をおすすめします。
オルタネーター交換 解説
オルタネーターを交換していきますが、
その前に絶対外すのは、
バッテリーマイナス端子の取り外しです。
オルタネーターにはバッテリー電源がついてますので、
バッテリーを外さずに作業すると、誤ってオルタネーターの端子を
ショートさせると故障や車両火災の原因になります。
バッテリーマイナス端子取り外し
助手席シートの下にバッテリーがいます。
必ず交換前には最初にマイナス端子を切り離して下さい。
オルタネーター取り外し手順
フロントシート下にエンジンルームがありますので、シート下のロックレバーを外します。
運転席シートをめくるとオルタネーターが見えます。
埋もれているように見え、交換が大変そうに見えますが、
以外といけますので、ご安心を。。
オルタネーターはベルトで駆動されていますので、張りを弱めてベルト
を取り外していきます。
丸印の固定ボルト(12ミリ)を緩めていきます。
ラチェットハンドルとディープソケットが丁度良い感じでアクセスできます。
お次はオルタネーター下側の取り付けボルトを緩めます。
締め付けトルクが強いので、丁度良いのは、9.5sqのスピンナーハンドルに14ミリショートソケット。
9.5sqのスピンナーハンドルはあらゆる車種に万能に対応できる工具なので、
1つ持っておけばかなり役立ちますよ(^^)
9.5sqのスピンナーハンドルはKTCがおすすめです↓↓
上下2本の固定ボルトを緩めたらベルトテンショナーの10ミリボルトを緩めていくと
徐々にベルトの張りが弱まっていきます。
ベルトを外せる状態まで緩めてベルトを取り外します。
この時にベルトに亀裂があれば同時交換して下さい。
エンジンルーム中央のサイドブレーキが邪魔になりますので、
画像丸印の4つのボルトを外し、横にずらしておくと作業しやすいです。
B端子ボルト10ミリとコネクターを切り離します。
コネクターはツメ部が劣化しやすく割れやすくなってます。
ベルトアジャスターステイのボルトを外し、ステーを取り外します。
上下2本の取り付けボルトを取り外し、オルタネーターを取り外します。
リビルト品オルタネーターと並べて、部品を確認します。
同じであれば取り外しと逆の手順で取付けていきます。
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交換後作動点検
エンジンをかけメーター内のインジケーターランプが消灯しているか確認します。
簡易的な点検ですが、テスターがあればエンジンをかけている状態で調整電圧を測定します。
大体2000rpmまで回転数を上げて電圧が13.2V~14.5Vであれば正常です。
オルタネーターが不具合を起こしたら、同時にバッテリーも弱っている可能性もあります。
バッテリーの年式が約2~3年を超えてたら一緒に交換する事をおすすめします。
ハイゼットS321Vのバッテリーサイズは40B19L↓↓
測定する際のテスターはポケットサイズの物だと持ち運びに便利ですよ。
出張整備士の必需品です。
愛用しているテスターはこちらです↓↓
バッテリー取外し後の設定
バッテリーを交換するとパワーウインドウのオート機能の復帰作業、
それぞれの復帰作業が必要になる場合があります。
①パワーウインドウリセット
パワーウインドウのスイッチを一番上に上げた状態まで上げ、
そのまま5秒程押し続ける事で復帰します。
②時計の調整
時計がGPS補正でない場合は時計の調整が必要です。
今回はハイゼットバンS321Vのオルタネーター交換方法について解説しました。
僕が運営している「僕の整備キロクボ」では、
自働車の修理に関する情報が主ですが、
この他にも車に関する記事を多数書いていますので、
良ければ1度読んで頂けたら嬉しいです。
最後まで読んで頂きありがとうございました(^^)
コメント
こんにちは!!
素人ながらこの記事のおかげでオルタネーターの交換できました!!
ありがとうございました😊😊
おだ様
コメント頂きありがとうございます!このような声を頂けると本当に自分のエネルギーになります。
今後も役に立てるような記事を目指していきますので、「僕の整備キロクボ」を今後共
宜しくお願い致します。ありがとうございました!