今回はBMW645ci (EK44)のオルタネーターを交換しましたので交換手順と費用についても
解説していきます。
この記事では、
・オルタネーター不具合の症状は?
・オルタネーター交換手順
・部品代を安く抑えるには?
・工賃の相場は?
等を書いています。
車両情報
・BMW 645ci 型式 EK44 ・作業内容 オルタネーター交換
メーター内チャージウォーニングランプ(バッテリーのマーク)点灯
まずはオルタネーターが故障した場合の症状です。
メーター内にバッテリーマークのウォーニングランプが点灯しています。
こちらのランプをチャージウォーニングランプといいます。
このチャージウォーニングランプというのはバッテリーに対して充電を行っていない事を示します。
イグニッションON(車の電源はついているがエンジンはかかっていない)の状態ではランプは
点灯するようになってます。エンジンがまわらなければ充電しないので動作状態としては
エンジンがかかった瞬間にランプが消灯すればオッケーです。
ランプ点灯の原因には様々な要因が考えられます。
今回はオルタネーターの不良によりランプが点灯していましたのでオルタネーターを
交換していきます。
部品代を安く抑えるには新品ではなくリビルト品を
オルタネーターは純正でなおかつ新品の場合、値段がすごく高くてなかなか手がでません。
新品だとおよそ8~10万円程するためそこから工賃となると出費がかさむ為、
こういう時の為に重宝されるリビルト品をお勧めします。
リビルト品と中古品の違いリビルト品は車両から取り外した使用済パーツを完全に分解して清掃し、
消耗品や不良箇所を交換して、修理して使用できる状態にしたオーバーホール部品です。
そのため、1度業者によってメンテナンスされているリビルト品の方が品質的に高くなってます。
特にリビルト品だから潰れやすいのかといえばそういう事はありません。
最近の物は品質も良いので安心です。
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【品番】12317540992
オルタネーター交換ついでにファンベルトとベルトテンショナーも交換するのをおすすめします。
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バッテリーマイナス端子取り外し
まずオルタネーターを交換する前に、必ずバッテリーのマイナス端子
を外します。この作業では火花が出たり車両が燃える事がありますので、
必ずバッテリーマイナス端子取り外します。
※写真を撮り忘れましたが、バッテリーはリヤトランクルームに有ります。
オルタネーター交換手順
早速オルタネーター交換に取り掛かっていきます‼
オルタネーターは、ボンネットを開き、エンジンルームに有ります。
画像では少しわかりずらいです。
まずは交換する部品であるオルタネーターは印部分に有ります。
これを外すのに電動ファンを外して行かないと厳しそうでしたので、電動ファンを取り外して行きます。
電動ファン取り外し
まずはラジエーターの上に付いている黒のカバーを取り外します。丸印のトルクスボルトを
取外します。確か9本か10本程で止まっているので、全て取り外します。
黒のカバーが外れるとラジエーターと電動ファンの上部が見えてきます。上部に冷却水のパイプがクランプされてますので取り外します。
エアクリーナーエレメント取り外し
エアクリーナーエレメントも少し邪魔になるので、エアクリーナーボックスのクランプを外し、スロットル部のバンドを
緩め交換の邪魔にならないようずらしておきます。
電動ファン取り外し
あとは電動ファンを取り外すとオルタネーター交換できるスペースが確保できます。
電動ファンのコネクターがついてるので2つ外しておきます。
電動ファンを取り外すのにアッパーのラジエーターホースが邪魔な為、ホース手前に付いているクリップを浮かし、
ホースを取り外しますが、このホースがかなり固着しており、外すのにかなり時間がかかりました(;’∀’)
後で気づきましたがこのホースを外さなくてもおそらく右の画像にある電動ファンの固定部分が折りたためるタイプであった為
電動ファンが外れてきます。
ファンベルト取り外し
ファンベルトを取り外していきます。オートテンショナーでベルトの張りが調整されているので、
ベルトの張りを緩めながらベルトを外します。
ベルトテンショナーのプーリー部にトルクスT60が付いてますので、9.5SQのスピンナーハンドルにトルクスソケットを付けて
右方向に力をかけるとベルトが緩みます。
ベルトの張りを緩めながらベルトを取り外します。
このT60のソケットセットは通常のトルクスセットには付属されてない場合がありますので、
ネットで検索したところ、以下のソケットセットがT60のトルクスソケットが付いているセットがありました(>_<)
トルクスソケットセットは輸入車を整備する上で必須の工具になりますので、必ずトルクスソケットのセットは用意しておきましょう。
トルクスソケットセット(T60付き)はこちらから購入できです↓↓
オルタネーターの下に付いているプーリー取り外し
丸印のオルタネーターの下辺りに付いているプーリーを取り外します。こちらもトルクスのソケットで止まっているので、
トルクスソケットで取り外します。
走行距離が7万KMを超えていたり、年式が古ければ、ベルトを外したついでにベルト、ベルトテンショナー、プーリーを
オルタネーター交換ついでに交換する事をおすすめします。
ゴム部品、樹脂部品、テンショナー等は他走行や年式が経っていると劣化してきますので、ついでに交換してあげると
今後安心です(^^)
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オルタネーター取り外し
ここまできてオルタネーターを取り外せる状態になります。
上下2本付いている取付ボルトを2本(16ミリ)を取り外します。
スライドピンが下側のボルトに付いているので、ボルト2本を取り外し両手でゆすりながら
オルタネーター本体を取り外します。
オルタネーターにはコネクター1つと画像のB端子が付いてます。
このB端子はバッテリー電圧が直接かかっている部分になりますので、バッテリーマイナス端子を忘れずに
必ず取り外します。
オルタネーターかなり重たくラジエータとの隙間が狭いので、B端子の13ミリナットを取り外す際はS字フックなどに
かけて固定してから緩めるとやりやすいです。
ここの部分が少し手間取って時間がかかりました。
電動インパクトがあれば片手でオルタネーターを押えて、もう片手で緩められます。
やっと取り外しが完了しました(-_-;)
やはり初めて触る車は試行錯誤しながらなので、時間がかかります。
ここまできたら後は取り外しと逆の手順で進めていくと取付完了です。
オルタネーターを取付する時はボルトの取り付け穴に合わせたりと少し手こずりますので
落ち着いて手探りで取付けてあげます。
交換作業が完了したらエンジン始動し、メーター内ランプが消灯しているか確認し、バッテリーマイナス端子も外しているため
各部の初期化や調整が必要です。
交換工賃とまとめ
以下をご覧ください。新品で交換するとリビルト品にい比べて倍以上値段がかかってしまう可能性があります。
安く抑えるにはリビルト品を使用し、出張整備や整備士の知り合いがいる方は直接委託すれば良いと思います。
・オルタネーター新品部品代 ¥80,000-~¥100,000- ・オルタネーターリビルト品代 約¥50,000-
・交換工賃 ¥50,000-~
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