トヨタプリウスの補機バッテリーを交換いたしましたので解説していきたいと思います。
車両情報
・トヨタ プリウス
・型式 ZVW30
・年式 平成22年式
補機バッテリーとは
ハイブリッド車には主にバッテリーが2つ付いています。
ハイブリッドバッテリー(HVバッテリー)と補機バッテリー(ガソリン車にも付いている通常のバッテリーと同じ)がありますがそれぞれ役割がちがいます。
HVバッテリーは主にモーターの駆動やエアコン等大きな電力を要する箇所に使われており
補機バッテリーはエンジン始動(ハイブリッド車ではREADY ON)やその他ナビ、室内照明、
アクセサリー電源、灯火類等に使われており補機バッテリーが寿命やルームランプの消し忘れ等により上がってしまうとガソリン車と同様にエンジンを始動する事ができません。
交換時期は使用頻度にもよりますが、大体3年程度で交換をお勧めます。
定期的に点検する事がおすすめです。
ラゲッジボード、その他取外し
補機バッテリーはラゲッジルームに設置されております。
ラゲッジボードを外してその下にある黒い収納ケースも取り外します。
スペアタイヤが見えたら右横のカバー2つを外すとバッテリーまでアクセスできます。
広告補機バッテリー交換
バッテリーを固定しているステーのボルト、ナット、コネクターを外しバッテリーの横側に付いている排気ホース
を引っ張って外します。
バッテリー端子を取り外す際は必ずIGOFF(エンジン停止、メーターにも電気がついてない状態)
にしてからバックドアを開けて最低5分放置してから端子を外して下さい。
エンジン切ってすぐはまだ車両の様々なコンピューターがしっかりとシャットダウンしていない状態
なのでコンピューターにダメージを与えてしまう可能性があります。
それと純正ナビが付いている場合はナビ内のメモリーが飛んでしまう可能性もありますので、
ご注意下さい。
バッテリーの端子を外す際はマイナス端子から外します。
プラス端子も外れたら取り外し完了です。
外すとこんな感じです。
取付は先程取り外した逆の順番で取り付けていきます。
バッテリー取付の際、端子はプラス端子から取り付けます。
バッテリーサイズは、2種類あります。
※実物を確認し、サイズを見た方が確実です。
↓↓以下、サイズ別おすすめバッテリーです↓↓
メーカーオプションHDDナビ付車:S46B24R
オーディオレス車またはディーラーオプション純正ナビ付車
の場合:S40B20R
バッテリー交換後の設定
バッテリーを交換するとパワーウインドウのオート機能の復帰作業、バックカメラガイド線初期調整、それぞれの復帰、設定作業が必要になる場合があります。
①パワーウインドウリセット
パワーウインドウのスイッチを一番上に上げた状態まで上げ、そのまま2秒程押し続ける事で
復帰します。
②時計、ラジオ、TVチャンネル設定
ナビ設定により再設定して下さい。
③バックカメラガイド線調整
バックに入れてステアリングガイド線付き車の場合は設定が必要です。
エンジンかけてギヤをリバースに入れ、バックカメラを表示させた状態でステアリングを
左右に各1回ずつ一杯に切ります。
そうするとバックカメラのガイド線が表示されます。
メモリーキーパーを使うと交換後の面倒な設定が不要になりますので おすすめです。
コメント