こんにちは!今回は出張修理にてシトロエン グランドC4スペースツアラー【B787AH01】
の交換をおこないましたので、気になる交換費用や自分で交換したい方向けに手順を解説
します。
この記事では
・シトロエンのバッテリーを自分で交換したい。
・少しでも安く費用を抑えたい!
・初心者なので1から細かく手順を教えてほしい。
こんな悩みに答えます。
車両情報
・シトロエン グランドC4スペースツアラー
・型式 LDA-B787AH01
VARTA(バルタ)バッテリー 570-901-076E39AGM
![](https://bokuno-seibikirokubo.com/wp-content/uploads/2021/05/IMG_2361-800x1067.jpg)
- 今回は信頼性の高いドイツ製のVARTA(バルタ) AGMバッテリーに交換します。
本体サイズ詳細 横幅278mm×奥行175mm×高さ190mm / 容量:70Ah / CCA:760
【純正品番互換】6121 6924 021 / 9060 0309 269 / 6121 7580 785 /
6121 7611 146 / 004 541 8601 / 230 541 0201 / 000 915 105CC
【他社品番互換】BOSCH ボッシュ BLACK AGM BLA-70-L3 / EXIDE EK700-L3
バッテリー交換手順
バッテリーを交換する前にエンジンを切ってから10分以上は放置して下さい。
エンジンを切った直後はまだ各部のシステムが作動してますのでしばらく放置すると
車はスリープモードに移行します。(最低限のメモリー機能のみ記憶しその他不要な電力は
使わない省電力モード)
鍵は社内に置かず自分で持っておくか、車外に置いて下さい。車内に置いておくと
万が一インロックする恐れもありますので注意が必要です。
バッテリー端子を取り外すと各部のメモリーが消えますので設定しなおす必要があります。
設定が面倒な方はメモリーキーパーを接続しておけばメモリーはそのままでバッテリー交換
ができます。
メモリーキーパーはこちら↓↓↓
それでは交換していきます。
バッテリー周辺部品取り外し
![](https://bokuno-seibikirokubo.com/wp-content/uploads/2021/05/IMG_2397.jpg)
シトロエンのバッテリーは取り外しするまでに周辺の子部品を外さないといけません。
他メーカー、国産車に比べ少し難易度は高くなりますが、1から手順を解説していますので
是非参考にして頂ければと思います。
まずバッテリーはエンジンルームにありますのでボンネットを開きます。
画像印部分がバッテリーになります。
エアクリーナー取り外し
![](https://bokuno-seibikirokubo.com/wp-content/uploads/2021/05/IMG_2399-800x600.jpg)
バッテリーの手前側にあるエアクリーナーから取り外していきます。
赤丸部分のプラスネジ6本を外し、青丸部分のバンドビスをマイナスドライバーか
7ミリの6角ソケットを使用し、緩めます。
エアクリーナーのカバーをバンド切り離し、取り外します。
![](https://bokuno-seibikirokubo.com/wp-content/uploads/2021/05/IMG_2400.jpg)
エアクリーナーエレメントが見えたら土台ごと引き上げて取り外します。
![](https://bokuno-seibikirokubo.com/wp-content/uploads/2021/05/IMG_2366-800x1067.jpg)
エアクリーナーが外れるとスペースが広くなります。
ステー取り外し
![](https://bokuno-seibikirokubo.com/wp-content/uploads/2021/05/IMG_2401.jpg)
![](https://bokuno-seibikirokubo.com/wp-content/uploads/2021/05/IMG_2402.jpg)
赤丸の10ミリボルト2本を外し、固定されている土台を切り離し、バッテリーを抜き出せる程度
の隙間を開けておきます。
プラス端子取り外し
![](https://bokuno-seibikirokubo.com/wp-content/uploads/2021/05/IMG_2409.jpg)
バッテリーのプラス端子を外します。プラス端子はナットで固定されておらず、
プラス端子の赤のカバー部分を上側に上げると外れます。
バッテリー固定ステー取り外し
![](https://bokuno-seibikirokubo.com/wp-content/uploads/2021/05/IMG_2404.jpg)
バッテリーを固定している鉄のステーが10ミリ2本で固定されてますので、取り外します。
![](https://bokuno-seibikirokubo.com/wp-content/uploads/2021/05/IMG_2408-800x600.jpg)
取り外したステーやボルト類は無くさないようパーツ皿等に入れ、管理します。
![](https://bokuno-seibikirokubo.com/wp-content/uploads/2021/05/IMG_2405-1.jpg)
![](https://bokuno-seibikirokubo.com/wp-content/uploads/2021/05/IMG_2371-800x1067.jpg)
バッテリー上に付いているプラスチックのカバーがT27のトルクスボルトで止まってますので
こちらを外し、反対側のツメを浮かせながらスライドさせてカバーを外します。
![](https://bokuno-seibikirokubo.com/wp-content/uploads/2021/05/IMG_2373-800x1067.jpg)
こんな感じでカバーが外れます。
![](https://bokuno-seibikirokubo.com/wp-content/uploads/2021/05/IMG_2406.jpg)
バッテリーをできるかぎり手前までスライドできますので手前まで引き寄せます。
バッテリーマイナス端子取り外し
![](https://bokuno-seibikirokubo.com/wp-content/uploads/2021/05/IMG_2407.jpg)
手前に引き寄せるとバッテリーマイナス端子を外せる位置になりますので10ミリナットを
緩めてマイナス端子を外します。
マイナス端子が固着し外れにくい場合があります。少し奥まっているので長いマイナスドライバー
等でこじて外します。
端子が外れたら少し重たいですが端子や配線に気を付けながら引き抜いてきます。
![](https://bokuno-seibikirokubo.com/wp-content/uploads/2021/05/IMG_2377-800x1067.jpg)
当記事の最初に紹介した新品のバッテリーを取付ます。
順序は取り外しと逆の手順で取り付けます。
バッテリー交換後の設定
エンジンを始動し各部の作動を点検します。
今回はパワーウインドウのオート復帰作業も必要なく、純正ナビの時計がくるっていたぐらいなので
その他の設定は特に必要ありませんでした。
バッテリーの交換費用は?
一番気になるバッテリーの交換費用ですが、やはりディーラーで交換する場合だと
大体相場で50000円程かかると予想されます。一番高いのはディーラーですね。
ガソリンスタンド等だと少し安くなり30000~40000円程度です。
値段は高いですがプロに任せるという安心感があります。
ダントツに一番安いのがネットで仕入れることですね
今回のVARTA(バルタ) AGMバッテリーはネット通販で19500円(2021年時点)
ですので自分で交換すれば半額程で交換できちゃうんです。
最後に
手順通りにやれば特に問題なく交換できますが今回のシトロエンのバッテリーは
色々周辺部品を外したりと他車種に比べ少し難易度が高くなります。
自分で交換する場合はプラス端子のショートや配線の嚙みこみ等は故障や車両火災の
原因になりますので充分気を付けて行って下さい。
整備士の知り合いがいればその人にお願いするのも有りだと思います。
おわり
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