うるさいブレーキ鳴きの原因と止め方は?

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気になる!ブレーキ鳴きの原因と止め方は?故障、トラブル

今回はブレーキ鳴きについて解説していきたいと思います。この件について気になっている方も
多いのではないでしょうか?

私も整備の仕事をしていてブレーキ鳴きで入庫してくるお客様はたくさんいました。

では実際にこの記事では

どうしてブレーキは鳴くのか
ブレーキが鳴いたら危険なの?
ブレーキ鳴きの止め方は?
自分でもできるの?

等を解説しています。

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ディスクブレーキとドラムブレーキ

一般的に、ディスクブレーキ(画像左)とドラムブレーキ(画像右)がブレーキに使われています。ドライバーが運転中ブレーキペダルやサイドブレーキを操作した時どちらも2つの主なブレーキである、ディスクブレーキやドラムブレーキを活用しています。
最近の主流はディスクブレーキで、前後ともディスクブレーキが装備されている車両がふえてきました。

メリットとしてディスクブレーキはドラムブレーキに比べてよく効き放熱性にも優れてますが、
その分デメリットもありブレーキが露出している分気温や天候の影響をうけやすくなり
ブレーキ鳴きの要因となりやすいです。

ですので今回は最もブレーキ鳴きの原因になりやすいディスクブレーキに着目していきます。

ブレーキ鳴きとは?

ブレーキ鳴きの原因で一番多いのはパッドとディスクローターの間で発生する振動現象です。
この振動が音としてドライバーに伝わります。
ブレーキを踏めば踏むほど振動エネルギーが増大し、音もそれに伴い大きくなります。 

ブレーキ鳴きの原因と種類

ブレーキ鳴きには様々な音の種類があります。音の種類により修理が
必要か否かを判断する必要があります。

「キィィィィー音」

ブレーキを踏んだ時に高い音で「キィィィ」と鳴きます。カラオケ等で経験するハウリング現象によく似た音です。

ハウリング現象とは、スピーカーからの音がマイクに入り、それがアンプで増幅されて大きな音に
成長する現象です。

よく朝一や気温が冷え込んだ時に発生しやすい現象です。そして、しばらく走行し温まってくると止まりやすい傾向にあるのが特徴です。

こちらの原因はパッドとディスクローター間の摩擦によるもので、一番皆さんからの声が多い
現象です。

ブレーキ鳴き止めスプレーとパッドグリスを塗る


対策の1つとしてよくディーラーや整備工場で使われている鳴き止めスプレーがあります。
摩擦面に吹き付けるお勧めのスプレーがあります。

このスプレーをブレーキパッドの摩擦面に吹き付けると鳴き止めにかなり効果的です。

スリーボンド製のモリブデンスプレーは速効性があります。
ブレーキ鳴きの依頼があれば①ブレーキパッドの清掃②面取り(摩擦面をサンドペーパーで削る)③スプレー塗布④グリス塗布

これがブレーキ鳴き止めの一連の流れになります。

パッドグリスはこちら↓↓



しかしブレーキパッドは使用していくうちに摩擦により残量が減っていきますので再発しやすいので
音が気になる方は定期的にブレーキメンテナンスが必要です。

このキィィィー音にかんしては異常やブレーキの故障等ではなく、自然な現象であり車の性能上安全性には影響しないという事をご理解頂く必要があります。

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金属音のような「キーー」音

ブレーキを踏むと金属音のような「キーーー音」がする時があります。

ブレーキパッドの残量が約1.0ミリ程まで無くなってくるとウエアインジケータという金属
がブレーキパッドに付いており、パッドの溝がなくなってくるとウエアインジケータがディスク
ローターにあたり、金属音で運転手に知らせます。



こうなると早急にブレーキパッドの交換が必要になります。

「ゴォォォー」音

ブレーキ踏むと「ゴォォォー」音がする場合も危険のサインかもしれません。

ブレーキパッドの溝が無くなり切ってパッドのプレート部分がディスクローターにあたってしまっている場合があります。
そうなるとディスクローターの交換も必要になってきますのでブレーキパッドのみの交換より
グンと値段があがりますので、こまめに点検しましょう。

洗車後や雨の日の「ガー」音「グー」音

洗車後や雨天での放置等により、ブレーキが濡れている状態で走り始めのときのブレーキを踏むと
「ガーー」や「グーー」といった異音を発生する事があります。

この原因は、ブレーキが適度に濡れてい事により、
パッドとディスクローターの隙間が変化して
「スティックスリップ現象」が発生する為です。

摩擦によりブレーキが効いているため構造上、
この現象をなくすのは極めて困難です。

エアブローや自然乾燥にて乾かしてみましょう。

ブレーキパッドの交換時期と費用は?

ブレーキパッドの新品は、メーカーによって違いもありますが、約10mmから12mmです。
ブレーキパッドの残りの厚さが2〜3mm以下になってきたら交換必要です。
5mm以下になると次回の点検・車検あるいはその前に走行距離が2万kmを超える場合は交換を検討してください。 3〜2mm以下交換時期の目安です。

では、気になる交換費用は??

ブレーキパッドの交換費用が軽自動車で約7000円~、普通車で8000円~、輸入車はもっと高く約10000円以上。スポーツキャリパー等の大きいキャリパーが付いている場合もさらに値段が高くなり
そこから工賃が上乗せされます。国産だと約7000円程輸入車は割高にプラスされます。

まとめ

みなさんどうでしたか?ブレーキ異音は自動車の永遠の課題と言われるぐらい
よく目にするご用命です。

異音の種類により、修理がすぐに必要か否かの判断が必要です。

長距離を走る前等にタイヤエアーと同時にブレーキ残量も確認できていると安心感がありますね。

充実したカーライフを。
おわり

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