こんにちはマコです。
三菱EKワゴンのオルタネーターを出張整備で交換しました。
気温が高くなってくると電気系統の故障トラブルが頻繁に起こります。
そんな中今回メーター内にバッテリーマークの警告灯が点灯。
診断の結果、オルタネーター故障により
発電しない事が原因。
当然バッテリーが充電されずに走行中エンジンストップ。
そのままバッテリー上がりにてレッカー搬送。
特に夏になるとオルタネーター(発電機)の故障が多い為
気を付けてはいても壊れる時は壊れます。
年式が9年以降で走行距離が8万キロ辺りを超えてくると
そろそろくるかも?
と予想し、予防整備でも交換していた方が良いのがオルタネーター。
今回の車は三菱EKワゴン。
オルタネーター不良により交換作業実施しました。
その様子を画像付きで記事にしましたので、解説します。
車両情報
・三菱 EKワゴン ・型式 H82W
・作業内容 オルタネーター交換
メーター内 バッテリーマークの警告灯点灯
![](https://bokuno-seibikirokubo.com/wp-content/uploads/2022/08/image-2.png)
エンジンがかかっている状態でこのランプが点灯すると、
バッテリーが充電されていないまたは、充電系統に何らかの不具合が発生している事を
示しています。
エンジンがかかっていいない状態(イグニッションオン)で点灯するのは、
正常な状態ですが、エンジン始動している時に点灯していれば
不具合が起きていると判断できます。
このランプが点灯して一番可能性が高いのは、オルタネーター本体不良か、
ベルトが切れた事による充電不良の可能性が高いです。
オルタネーター不良による充電不足
結果はオルタネーターの故障により警告灯点灯、充電不足による
エンジンストップ、バッテリー上がりでした。
そのまま走行しても大丈夫?
オルタネーターが充電していない状態で走行した状態だと
バッテリーからの電源供給のみで車が動いている状態です。
なので、もちろんバッテリーの充電をどんどん減らしながら
走行しているので、バッテリー内の電圧が低下すると
エンジンがかからなくなったり、最悪の場合走行中エンストし、
そのままバッテリーが上がります。
なので、バッテリーマークの警告灯が光った場合は早急に
近くの整備工場に依頼するか、レッカー搬送しましょう。
では、今回は三菱EKワゴンのオルタネーターを交換しましたので、
交換方法や費用についても解説しています。
純正ではなくリビルト品でコスト削減
今回は、新品純正ではなくリビルト品での交換です。
最近はオルタネーターを新品に交換する事はほとんどなくなりました。
リビルト品も最近かなり精度が高まってますので、新品と同等の
働きをしてくれます。
オルタネーターは純正でなおかつ新品の場合、値段がすごく高くてなかなか手がでません。
新品だとおよそ軽自動車のオルタネーターで4~5万円程するためそこから工賃となると出費がかさむ為、
こういう時の為に重宝されるリビルト品をお勧めします。
リビルト品と中古品の違いリビルト品は車両から取り外した使用済パーツを完全に分解して清掃し、
消耗品や不良箇所を交換して、修理して使用できる状態にしたオーバーホール部品です。
そのため、1度業者によってメンテナンスされているリビルト品の方が品質的に高くなってます。
特にリビルト品だから潰れやすいのかといえばそういう事はありません。
最近の物は品質も良いので安心です。
↓↓EKワゴン H82W リビルトオルタネーターはこちら↓↓
オルタネーター交換手順解説
オルタネーターは、
エンジン回転を利用してベルトを介して発電を行っている部品となります。
エンジンに補機部品として取り付けられており、
まずはボンネットを開きエンジンルームを確認します。
バッテリーマイナス端子取り外し
![](https://bokuno-seibikirokubo.com/wp-content/uploads/2022/08/IMG_7330.jpg)
オルタネーターにはバッテリーの電源が直接かかっていますので、
作業前には必ず
必ずバッテリーのマイナス端子を外します。
この作業では火花が出たり車両が燃える事がありますので、
必ずバッテリーマイナス端子を取り外してから交換作業します。
大体オルタネーターが故障するとバッテリーも弱っている可能性が高い
ので、オルタネーターとバッテリーは同時交換おすすめです。
バッテリーサイズ:B19L
↓↓適合おすすめバッテリーはこちら↓↓
オルタネーター取り外し手順
![](https://bokuno-seibikirokubo.com/wp-content/uploads/2022/08/IMG_7323-1.jpg)
![](https://bokuno-seibikirokubo.com/wp-content/uploads/2022/08/IMG_7325-1-800x600.jpg)
![](https://bokuno-seibikirokubo.com/wp-content/uploads/2022/08/IMG_7028-2-800x1067.jpg)
とりあえず、エンジン上側にあるインテークパイプを取り外すと、
オルタネーターが見えます。(ボルト2本)
![](https://bokuno-seibikirokubo.com/wp-content/uploads/2022/08/IMG_7034-800x1067.jpg)
![](https://bokuno-seibikirokubo.com/wp-content/uploads/2022/08/IMG_7326.jpg)
右フロントタイヤを外すと交換しやすいですが、
ハンドル右一杯に切った状態で、ジャッキアップすれば十分交換できる
作業スペースは確保できます。
右サイドのカバーを取り外します。(クリップ×2、ボルト×1)
ジャッキアップ方法についての解説は以下の記事をご覧ください。
Vベルト取り外し
お次はVベルトを取り外して行きます。
オルタネーターはベルトで駆動されていますので取り外していきます。
![](https://bokuno-seibikirokubo.com/wp-content/uploads/2022/08/IMG_7327-1.jpg)
EKワゴンはオートテンショナーでベルトの張りを自動で調整しています。
丸印部分に12.5sqの四角を入れて矢印方向に力を入れるとベルトの張りが弱まります。
![](https://bokuno-seibikirokubo.com/wp-content/uploads/2022/08/IMG_7333.jpg)
オートテンショナーのベルトの張りを緩める方向(矢印方向)に力を入れ、
ベルトを取り外します。
今回はベルトもかなり劣化しておりヒビ割れがあった為外したついでに
ベルトも新品に交換しました。5万キロ超えならヒビ割れの有無に
関わらず定期交換おすすめです。
ちなみにこのベルトが走行中に切れてしまっても
充電しなくなりさらにはパワステも重くなったり
しますので、重要な部分になります。
オルタネーター同時するなら
同時に交換をおすすめします。
・ベルト品番:V98D4-1542
4PK1542
![](https://bokuno-seibikirokubo.com/wp-content/uploads/2022/08/IMG_7033-800x1067.jpg)
↓↓EKワゴン:H82W ベルト品番:V98D4-1542はこちら↓↓
![](https://bokuno-seibikirokubo.com/wp-content/uploads/2022/08/IMG_7328.jpg)
オルタネーター下側のボルト、ナットを外します。
![](https://bokuno-seibikirokubo.com/wp-content/uploads/2022/08/IMG_7329.jpg)
![](https://bokuno-seibikirokubo.com/wp-content/uploads/2022/08/IMG_7331.jpg)
オルタネーターのコネクターとB端子を取り外します。(10ミリナット)
取り付けボルト12ミリのボルトが付いてますのでこちらも取りはずします。
![](https://bokuno-seibikirokubo.com/wp-content/uploads/2022/08/IMG_7332.jpg)
オルタネーターは上側からは引き抜くスペースが狭いので、
下側から取り外します。
ボディとドライブシャフトの隙間から取り外してきます。
![](https://bokuno-seibikirokubo.com/wp-content/uploads/2022/08/IMG_7047-1-800x600.jpg)
![](https://bokuno-seibikirokubo.com/wp-content/uploads/2022/08/IMG_7048-1-800x1067.jpg)
取外し完了。
純正品番:MN115054
↓↓EKワゴン H82W 適合オルタネーターはこちら↓↓
・ベルト品番:V98D4-1542
4PK1542
↓↓ベルトはこちら↓↓
取り付けは基本的に取り外しと逆の手順で取付けます。
![](https://bokuno-seibikirokubo.com/wp-content/uploads/2022/08/IMG_7051-800x600.jpg)
オルタネーター取付後点検
ベルトを交換し、バッテリー端子を付けるとエンジンを始動し警告ランプが消灯されているか
確認し消えていれば充電調整電圧を確認します。
簡易的にオルタの充電調整電圧を確認するのはエンジンをかけた状態でバッテリーの端子電圧を測定し、
14.0V付近であればひとまず良好です。
![](https://bokuno-seibikirokubo.com/wp-content/uploads/2022/08/IMG_7058-800x600.jpg)
オルタネーター交換費用は⁉
以下をご覧ください。新品で交換するとリビルト品にい比べて
倍以上値段がかかってしまう可能性があります。
・オルタネーター新品部品代 ¥40,000-~¥50,000-
・オルタネーターリビルト品¥10,000-~¥20,000-・交換工賃 ¥20,000-~¥30,000-
安く抑えるにはリビルト品を使用し、出張整備や整備士の知り合いがいる方は直接委託すれば良いと思います。
おすすめは全国展開の出張整備サービス「Seibii」
来店不要で自宅又は勤務先等ご指定頂いた場所に国家資格を持つ自動車整備士が
直接訪問し、駐車場で作業させて頂くので、来店や待ち時間もございません。
![](https://bokuno-seibikirokubo.com/wp-content/uploads/2022/08/image-3.png)
詳しくはホームページをご覧ください。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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